William Marvyとの出会いと奇跡

虎舞竜ばりの話なんですが。

ちょうど1年前にオモチャ会社の社長さんと一緒に中国に出張に行っている時、オモチャの新作の打ち合わせに何となく同行しました。

最先端のテクノロジーを駆使した技術と何でも出来ちゃう天才エンジニアに圧倒されていたんですが、打ち合わせがひと段落した時に何となく「これ作れますか？」とエンジニアにPaidarのバーバーポールの写真を見せました。「1/10スケールで作って光らせて回転させたいんです」と言うとエンジニアはふたつ返事で「I can」と言った。

テンションが上がりっぱなしの私は1938年創業から変わらぬ伝統的な作り方を知ってもらう為にWilliam Marvyのバーバーポールを作る工程のYouTubeを何度も見せて何台も試作を繰り返し3か月後には完璧なサンプルが仕上がりました。

手作業の工程で初回1200台を生産して2019年11月販売を開始したんですが、海外でも販売できるように日本の安全規格PSEの他にも海外安全規格EMCとCEも取得して、箱も説明書も全て英文で製作しました。
「海外で売れる！」という根拠のない自信があったんですねー。何故か。

販売開始して海外からもInstagramでオーダーを多く頂いたんですが、購入したアメリカ人からリピート注文で300台のオーダーを受けました。
怪しく思った私は「あなたはどんな会社の人ですか？」と聞いたら「William Marvy Company」と言われ、腰を抜かしたのでした。

「私が作った1/10スケールのバーバーポールはあなた達の作り方をYouTubeで何度も見て真似して作りました」と正直に言うと彼らは凄く喜んでくれて
「Marvyはあなたの1/10バーバーポールを世界に発信するディーラーになるから、お前はWilliam Marvy Companyの日本の正規ディーラーにならないか？」と言ってもらて『MARVY JAPAN』と言うマービーの日本の正規代理店になった訳です。

今ではマービーが60年代に発売したバーバーポールを日本限定で販売する程になり、人生って何があるか分からないな〜と冷静にふと思ったのでした。

真剣だと知恵が出る。

中途半端だと愚痴が出る。

いい加減だと言い訳ばかり。

本気でする大抵のことはできる。

本気でするから何でも面白い。

本気でしているから誰かが助けてくれる。

まさに武田信玄の言う通り。

てか、話長っ！